初めての外壁塗装で不安です。家は54坪の2階立てです。どのような工事が行われるのか教えてください。
外壁塗装は何故必要なのかご存知でしょうか。
一般的には10年毎に行うと良いと言われていますが、10年も経過すると外壁は汚れが目立つようになる、きれいな塗料で塗装工事をしても年数が経過すると色が褪せて来ることもあります。
見栄えを良くするなどの目的で外壁塗装を行う、このように考える人も多いことでしょう。
もちろん、見栄えを良くする目的もありますが、外壁塗装工事の本来の目的は自然の猛威を受け耐久性が弱くなっている外壁の耐久性を取り戻す大切な目的があります。
雨や風、太陽の紫外線は日々外壁の耐久性を少しずつ弱らせています。
新築時の外壁は強い雨が降っても雨を弾き飛ばしますが、年数が経過すると雨を弾き飛ばす能力は低くなる、劣化が進むとひび割れた箇所が生じることもあります。
耐久性が弱くなっている場所に雨が降り注ぐと、弾き飛ばすことができなくなるので、染み込みやすくなりますしひび割れている部分からは雨水が内部に入り込むこともあります。
外壁塗装工事は、最初に足場を設置して作業する職人さんが安定した状態で作業ができるようにしておきます。
高所作業が多くなるので足場はなくてはならない存在です。
藻や汚れをキレイに落とす作業が高圧洗浄
次に行うことは養生シートを足場の外側に張ることです。
高圧洗浄機を使って外壁に付着している藻や汚れをキレイに落とす作業が高圧洗浄ですが、水圧を与えて洗浄するので、水しぶきが飛び散ることもありますし、スプレー式の塗料を使う時も塗料が飛び散ってしまうこともあるなど、養生シートは水しぶきや塗料が飛び散らないように予防する目的があります。
高圧洗浄を行い、きれいにした後は外壁の下地を整える作業に進みます。
下地調整は外壁塗装の品質を左右する重要な工程、塗料を重ねて塗った時に塗膜が外壁にしっかりと定着するために必要な作業です。
この後は窓ガラスなど塗料が付着して困る部分をビニールシートを使い覆ってから、下塗り剤を使い塗装を行う、2度目の塗料は下塗り剤と3度目の塗料をしっかりと固定するための接着剤になるもの、最終的には3度塗りや4度塗りを行い外壁塗装工事は完了です。
後は足場を解体すれば作業は終了になります。