太陽光発電ってアリですか?いろいろな人の情報がいっぱいあって分かりません・・・

住宅の疑問

自宅に太陽光発電システムを導入するのがアリかナシかについては、一概には言えません。

いろいろな人からたくさんの情報が流れているのは、それ故のことであると考えられます。

太陽光発電がアリかどうかが一概に言えない理由は簡単に述べると、太陽光発電の導入が向いているかどうかは、建物の形状をはじめとする導入ができる条件に合致しているかどうかで決まるからです。

例えば、住んでいる家が一軒家ではなくマンションである場合、ソーラーパネルを設置するのに最適なのは建物の最上部であることが多いですが、ここに設置する場合はマンションの管理組合で同意を得なければなりません。

代わりの手段としてベランダにパネルを置く方法もありますが、ここも共用部分にあたるため、置く場合は管理組合に相談して同意を得る必要があり、自由に導入することはできません。

そもそもベランダの場合は、設置可能なスペースが狭いため、発電可能な量は気持ち程度であり、売電で投資分を回収するといった目的で用いるのには不向きです。

ほとんど発電できない可能性

一方で一軒家の場合、一般的には所有者にその気があって資金調達の目処が立っていれば導入は可能といえます。

しかし、一般的なソーラーパネルの設置場所にあたる屋根の大きさが不十分だったり、複雑な形状をしていると、導入したとてもほとんど発電できない可能性があります。

また、ソーラーパネルを置くのに十分な広さであっても、屋根の向きが北側だったり、多くの部分に影がかかる時間帯があったりすると発電効率が悪く、売電などを考えている場合には不向きと結論付けられる可能性が高くなります。

家が太陽光発電に向いているかどうかは、持ち主自身だけでは判断するのは難しいです。

もし、太陽光発電システムの導入を考えているのであれば、専門業者や彼らがつくっている団体に設置されている相談窓口に問い合わせたり、自宅に実際に見に来てもらって意見を聞くなどをしてから結論を出しましょう。

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